2019-05-18

【症例報告】急性ギックリ腰に対する治療経験<インストラクター こもれび>

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。
毎週土曜日は当会の認定インストラクターによる症例報告をお送りいたします。

さて、本日はこもれびによる症例報告です。
「急性ギックリ腰に対する治療経験す。

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<症例紹介>
・50代女性
・介護認定調査員として週6日勤務
・月に決まった時間内での勤務
・若い時に介護の仕事をしていてギックリ腰を繰り返し、治療して落ち着いたらまた勤務と自己ケアはしていなかった。

<来院までの経緯>
腰痛は以前から感じていたが放置していて、GW中に家の掃除や片付けをまとめてやった負荷のせいかGW後半から痛みに変わり、11日早朝に子供と階段ですれ違う際、体を捻った際に右腰に痛みが走ったとのこと。

<評価>
●疼痛
・主に右側の腰に痛みがある

●姿勢・動作観察
・立っている方が楽だが、左側屈位になっている
・座れるがじっとしていれられず、左臀部に体重をかけ、手で支えている
・座った状態では前屈より後屈がしづらく制限

<治療>
問診が長いと本人も辛いので話しながら、足に触る許可をもらい硬さや動きをチェックしていきました。
下腿筋の硬さ、足首の固さも左右にあることを確認。

第五趾の圧痛で右足が痛いとのことだったので圧痛操法を行い、それで坐位での後屈時の痛みや可動域が良くなりました。
さらに下腿の剥がしを入れた後にアキレス腱の圧痛を行ったことで痛みや可動域が良くなり、起立時に右足に体重をかけられるようになりました。

<考察>
問診も短い時間で色々確認できたことと、少ない手数で痛みや可動域、体重をかけられるようになったのでよかった。

ただ、自分の反省点として、そこで終わらせれば良かったのが、殿部の動きも出せたらと横向きになって剥がしを入れた後に立ち上がって貰ってからは横向きになる前の方が良いと言われたので、修正として固さが1番あったアキレス腱の軽い圧痛操法を入れて再度調整し、落ち着く形になりました。

自分の中で欲を出した悪い結果と、問診と手数が少なくても体を良く出来る自信がついた新患対応でした。
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<宮森のコメント>
操体法において圧痛操法は瞬時に結果を出せて、急性症状に有効なテクニックです。
今回のような症例にも非常に役に立つテクニックだと思います。
どこまでやるか?は操体法で言えば「60点くらいでマにあっていればいい」と言う考え方があります。
それくらいの気持ちで臨めると、こちらにも余裕を持てて余計な手数をかけなくてもよくなるかもしれませんね。

また来週も認定インストラクターの症例報告をさせていただきます。
明日からもがんばっていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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