【12月腰痛セミナー】
これがセラピストスキルアップ実践会
操体法の最後のセミナーになります…
http://bit.ly/2Osssfj
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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。
とある仕事の目途が立ってきました。
今からワクワクさんです（なんか違う）
さて、本日は「スクールに参加してきました」というお話。
と、タイトルとは関係なさそうな生卵の画像ですが、あなたはこれできますでしょうか？
ツルツルのIHクッキングヒーターに生卵を立てております。
別にIHじゃなくても机でも良いのですが、これ、当会のスクールの割と初期のころに“感覚を磨く練習”としてやっておりました。
案外むずかしいのでチャレンジしてみてください。
イラッとして生卵を握りつぶさないようにお気を付けください。
まぁこんな感じで少し変わった練習もしていたなぁ…なんて、ふと思い出したのでご紹介しました。
ところで、あなたは日々治療技術を磨くためにどんな努力をされていますか？
治療技術の練習を反復する？
それもアリですし、何よりも大切なことのように思いますよね。
実際、上記のように生卵を立てられたかと言って、治療のスキルが向上するかと言ったら甚だ疑問は残ります。
私たちの治療対象は生卵じゃなくて人間ですし、生卵よりはダイナミックに変化し続ける体を相手にしているからです。
（こんな人には効果があるかもしれませんが）
また、治療手技を行う際には、多かれ少なかれ治療家も体を動かします。
これを１つの運動と考えたら、習い始めは運動遂行であり、上達するにしたがって運動学習していくと表現もできます。
治療手技の上達を運動学習とするならば、生卵を立てるよりもテクニックそのものを練習していった方が上達するような気もします。
これは神経学的にもしっかり科学的に立証されている事実です。
それに操体法を例にあげれば、自身の姿勢に気を付け、時々刻々と変化する相手の体の変化を感じ取って追い続け、声掛けをしながらコミュニケーションを取り導いていく…えらいマルチタスクなことをしているわけです。
こう言ったことは練習しないとできるようになりません。
じゃあ生卵を立てる練習は無意味だったのか？
あくまで主観ではありますが、そんなことはないと思います。
ただ、意味を持たせるかどうかはその人次第かな、と思います。
私は生卵を立てるなんてことは、習った約30年間で１回もしたことがありませんでした。
やってみて難しくて、何度か卵を握りつぶすくらいにイライラしました。
ただ、繰り返しやっていく中で生卵が立つ瞬間の感覚を徐々に掴めるようになりました。
私はこういった上手くいったときの感覚を「コレかな？」の感覚と言っております。
この「コレかな？」は治療手技によって変わってきますが、共通するのは最小限の力で最大限の効果を発揮するポイントがあるのです。
生卵が立つ点は１点しかないのだと思うのですが、その１点を探し出すのと、治療において効果の高い１箇所を探し出すのは似ています。
そして治療が決まるときは「ああ、こんなもんでいいんだ」くらいの弱い力で決まったりします。
練習をしていくとこれを掴んでいきますが、そのコツを掴む練習として生卵立ては有効だったのかな？と思います。
一見、治療に関係のないような課題を目の前に出されたとき、どう考えるかがポイントだと思います。
目の前にある課題（task）を意味のある重要な課題（meaningful task）にできるかどうかが大事だと思います。
そうすると、日々の生活の一挙手一投足すらmeaningful taskにできるような気もしますが…それは人それぞれの捉え方なのでしょう。
ヨガ哲学でも、操体でも、その神髄は生き方にあると思います。
日々を丁寧に生きるだけで、意外と治療は上手くなるかもしれません。
タイトルと全く関係ない終着点で、本日は終わります。
本日もブログをお読みいただき、本当にありがとうござました。
それでは、また明日。
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