2017-09-02

操法の選択~とにかく患者さんに聞こう~

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログをお越しいただき、本当にありがとうございます。

本日は操法の選択について。

操体法では患者さんにとにかく聞いていきます。
正確には、患者さんの体に聞くのですが、それだけ患者さんの感覚が大事です。
とはいえ、治療家(操者)は見た目からも情報を得ていきます。

つまり、視診(形態観察)からの評価です。



例えばこんな風に背骨が曲がっている方がいたとしましょう。

この時、(部位によっていろいろな表現ができますが)体が右側屈しています。
こういった場合、どうしてもこれを逆に戻したくなるのが治療家の性ですが、操体法では「この人の体は右側屈したいのだなぁ」と考えるのです。
このときならば例えば、「右肩下げ、左肩上げの操法(体としては右側屈の動き)を選択するのかな」と私はイメージします。

ここまでが視診(形態観察)までのお話。
しかし、大事なのが動診で患者さんの動いた際の感覚に問いかけるものです。

私は実際に、右肩も上げ下げ、左肩も上げ下げをチェックし、実際に視診(見た目上の左右差)と動診(動かした感覚差)がマッチしているかを確認します。私の経験上ですが、このとき7割くらいの人は視診と動診の結果がマッチします。しかし、3割くらいの方でマッチしないことがあります。

マッチしない場合は、例えば左肩は下げやすく、右肩が上げやすいとか、両方とも上げやすい、もしくは下げやすい時です(どちらも動かしたくない場合は除く)。

こんなとき、視診(形態観察)と動診(感覚差)のどちらを優先するか…。

ずばり、動診です。

これは寄り添うという操体法の姿勢もあると思いますが、まずは患者さん本人の感覚にゆだねていきます。そして意外としっかり結果が出ることもあります。でも、動診の通りに操法を通して結果が出なかったら…?その時は視診の通りに一旦操法を通してみて、その結果を観察します。

実際、視診と動診の差がある方は、体の歪みが大きい(症状が重かったり、患ってる期間が長い)方が多いような印象がありますが、実際に繰り返し操体法を受けていくと、だんだん感覚が良くなってきて、視診と動診の差がマッチしてくることが多いように感じます。

ぜひ、視診も大事ですが、何よりも動診を優先して、患者さんの感覚に寄り添う姿勢を大事にしてみてください。

本日もブログを読んでいただき、本当にありがとうござました。

それでは、また明日。


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