2017-07-02

いつまで治療技術のせいにしますか?

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログをお越しいただき、本当にありがとうございます。

さて、本日は当会のスクール生のちょっといい話…☆

さて、誰のお話かな…?


とあるスクール生さんのお父さんが交通事故に遭いました。居眠り運転の車につっこまれ、乗っていた車ごと対向車線に吹っ飛ばされるくらいの事故だったそうですが、不幸中の幸いで、大事には至らなかったものの、腰や首の痛みや違和感が残ってしまったそうです。


治療家であるスクール生さんは、お父さんに操体法を施しました。しかし、思うように症状も取れず、すぐに症状も戻ってしまったそうです。


スクール生さんは思ったそうです。
「操体法、全然効かねぇじゃん」と。


それから操体法以外に今まで学んできた技術をお父さんに施しましたが、結局結果はあまり変わらず。そこで、他のスクール生さんに治療をお願いしてみたそうです。


そこで、頼まれたスクール生さんが操体法を施すと…
あら不思議
スッキリとお父さんは改善!


その様をみて、思ったそうです。
「ああ、俺が悪かったんだ」と。

良い話なのにふざけてすみません…


私はそのスクール生さんからその話を直接聞きましたが、非常にいい経験をしたなぁと思います。そして、私がなにをお伝えしたいのか、もうお分かりだと思います。


もちろん、治療技術の特性によって得意な症状や疾患はあるかもしれません。すべての症状に対応できるような治療技術は残念ながらありません。今回のスクール生さんの様に結果が出なかった時、その技術を疑う気持ちもわかります。


しかし
学んだ治療技術に問題があることは圧倒的に少ないでしょう。本当に問題があるのは治療家本人である場合がほとんどです。


これは私がお世話になった先生が言っていた言葉です。
「古いパソコン本体(ハード)に新しい優秀なソフトを入れても動かないし、フリーズします。私たちが学ぶ治療技術は、ハードとソフトで言えばソフトの方です。それを使う私たちはハードの方ですね。だから、治療技術を使いこなせるように、私たち治療家は自分自身を鍛えていかなければいけません。治療技術のせいにするようなことはしないでくださいね」


1つの治療技術でたくさんの方を救っている治療家がいます。その一方でたくさんの治療技術を学んで誰も救えない治療家もいます。その違いはなんでしょうか?


私は操体法がすべてとは言いません。治療家は、ある意味では職人ですから好き嫌いもあるでしょう。ただ、好きになった技術を深めもせず、自分の技術に自信がないままで治療家を続けていても、果たしてそれは何かを生み出すのでしょうか?救える人が増えるのでしょうか?誰かが幸せになるのでしょうか?治療家本人は幸せでしょうか?


あなたは何を深めていきますか?


本日もブログを読んでいただき、本当にありがとうござました。

それでは、また明日。


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8月肩こり編
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宮森は20,27,28日で
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宮森大地

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